腕時計販売員。職場がブラック、手取りが少なくて常に金欠。ライフラインも止まる生活の話

腕時計販売員。職場がブラック、手取りが少なくて常に金欠。ライフラインも止まる生活の話

【性別】女性
【年齢】(金欠だった当時)
36歳
【職業】(金欠だった当時)
時計販売員

【住まい】(金欠だった当時)
ひとり暮らし





【金欠になった原因】
原因は、仕事で着用する腕時計を個人負担で購入しなくてはならなかったことと、手取りが周りの雑貨店や貴金属店と比べ少なかったことです。
腕時計を毎シーズン購入しなくてはならない状態で、(キャンペーン商品、自社オリジナル商品の新作、展示会用に値が張るものなど)収入の半分が強制的に消えてしまう月もありました。




【金欠当時の心境と自尊心】
とにかく常に不安に襲われていました。
お金がないので、急な出費や体調不良の時に健康保険料を支払っているにも関わらず病院にかかれなかったこともあります。
給料日に遅れていた支払いを済まし、手元に一万しか残らなかったときはこの先食べるものはどうしよう、仕事柄女性はストッキングを着用しなくてはならないのですが、ストッキングが断線しないでくれと本気で悩んでいました。

【金欠当時の食生活】
月の食費は多くても一万五千円程度で、給料日になるとお米とパスタを業務用スーパーで購入して本当に苦しい時はごはんに醤油、パスタにケチャップをあえて炭水化物で空腹を満たしていました。
職場へ持っていくお弁当はおにぎりと休憩室で無料で飲めるお茶、飲み代が会社持ちの飲み会には絶対に参加していました。
業務用スーパーにはだいぶ助けてもらいました。

【金欠当時の日常生活】
ライフラインは全て止まった経験があります。
真夏に電気が止まったり、真冬にガスが止まり水シャワーで凌いだこともありました。
水道に関しても毎月に水道局に支払いへ行き、止まった時はもうダメかと思ったことを今でも鮮明に覚えています。
携帯代もひと月遅れでの支払いが当たり前で、会社の人に止まる度に、うちの給与だとひとり暮らしは厳しいから実家に戻ってここで働きなよと言われ屈辱でした。




【金欠当時の人間関係】
友人を一人なくしました。
なくした、というよりかは私が心の余裕をなくしてしまい、心配してくれているのに素直に受け取れずお金に困っていない友人を恨めしく思ってしまいました。
両親には心配をかけたくなかったので、自分で何とかしようとしていたので極力連絡を入れなかったし、連絡を入れるのは携帯が止まる前に入れていました。




【金欠当時の仕事】
仕事はあるのにお金がない、今思えば早期に転職すべき環境だったのですが日々の生活で精一杯で転職が選択肢に浮かんできませんでした。
先の心配より今日の食費、明日の交通費の状態です。
腕時計も社割があるので多少は安く手に入るのですが、ほぼ強制で毎月購入しなくてはならない上にメーカーものに加えて自社ブランドのものも、となると金銭的な負担は大きかったです。




【相談と助けてくれた人】
一度だけ両親に相談をしました。
退職をする前月についに限界がきてしまい、お恥ずかしい話ですが全てを話しました。
毎月の腕時計代で生活がままならない、なんとか家賃だけは確保しているけれどライフラインは毎月どれかは止まってしまうし何のために働いているか分からないと泣きながら話したことを覚えています。
両親はすぐに仕事を辞めて、再就職するまでお金の援助を申し出てくれました。
これで今日明日の食事の心配もライフラインが止まる心配もしなくていいんだ、と思ったら安心してまた泣きました。




【現状】
今はなんとか金欠を脱して、生活に困るほどではない

【転機ときっかけ】
転職を機に金欠から脱却出来ました。
将来性を考えて、時計のメンテナンスも身につけられると思い就いた職業でしたがそもそも続けることが不可能でした。
そのことを踏まえて、一時的な腰掛けでもいいのである程度給与があり残業の少ない近場のところに就職したところ生活に余裕が出来て、本当の意味で先を見据えられるようになりました。




【現在の状況と心境】
一番感じていることは、心に余裕が出来たことです。
金銭的に苦しかった時は何事も卑屈に捉え、心配をかけたくないからとずっと一人で悩みも不安も抱えていました。
ライフラインが止まる心配もなく、多少の贅沢も出来ます。
人間関係も友人に両親、職場の同期と大切に思えるようになりました。
お金の問題は心を狭くするし、物事に対しての視野も狭まると実感し万が一に備え貯金もするようになりました。




【学んだこと】
お金がないと、全てが荒んでしまい心の余裕がなくなります。
友人もうしなうことになります。
世の中お金じゃない、お金のことばかり執着すべきではないと仰る方もいるかと思いますが、自分の生活がままならなくなってしまうと他人を気遣う余裕がなくなるので、やはりお金は大切だと思います。



【当時の自分へのアドバイス】
早く転職をしなさい、困ったことがあったらすぐに友人や両親に相談しなさいと伝えたいです。
お金がないことは事実なので、変に自分でなんとかしようと動くのではなく第三者のアドバイスに耳を傾けてほしいと思います。
自立することも大切、しかし自立の前に自分の生活を整えて最低限の暮らしが出来るようになってからの話だと思うので、一人で抱え込むことをやめて、と言いたいです。