就職先はドブラック。倒産と失恋のダブルショックでお金に困窮しつつも、周囲の温かさに救われ何とか立ち直った話。

就職先はドブラック。倒産と失恋のダブルショックでお金に困窮しつつも、周囲の温かさに救われ何とか立ち直った話。

【性別】女性
【年齢】(金欠だった当時)
25歳
【職業】(金欠だった当時)
アルバイト

【住まい】(金欠だった当時)
アパートに独り暮らし





【金欠になった原因】
その当時勤めていた会社がドブラックで、賃金の支払いが数ヶ月間滞っていたうえに、急に倒産してしまったことや、さらに時期を同じくして当時同棲していた彼氏との破局が重ってしまったから。
それまで2人で暮らしていた部屋の家賃や駐車場代を、1人で支払わなくてはならなくなったことや、それまで折半していた生活費も全部1人でまかなわなくてはならなくなったため。




【金欠当時の心境と自尊心】
お金に窮した理由が、ドブラック会社の倒産と彼氏との破局だったこともあり、それまで、真面目に必死に生きてきたつもりだったのに、何でこんなことになってしまったのだろうかと、とても惨めな気持ちでした。
親にも頼れず、まともな会社に就職した友人たちが、みんな社会人らしい生活をする中で、自分だけがレールから外れてしまったような気がして本当に辛かったです。

【金欠当時の食生活】
月並みですが、もやしとかキャベツのような安いお野菜と、あとは当時は近所のパン屋さんでパンの耳一袋を10円で売っていたので、よくそれを買いました。
小麦粉を塩と水で練って自家製のうどんをつくってみたり、スーパーは閉店間際の値引き商品、面倒でも一箇所で買わずに、それぞれ一番安いお店を探して購入したり、アルバイトをさせてもらっていた馴染みの定食屋さんで賄いや、余りのおかずをいただいたりしていました。
食費は4千円前後くらいでした。

【金欠当時の日常生活】
もともとあったTVは、別れた際に彼が持って行ってしまったのですが、新しく買えずTV無しの生活でした。
会社が倒産した頃は残暑が厳しかったのですが、エアコンを使うと電気代がかかるので、氷水を足元においてそこに足をつけて体温を下げてみたり、逆に冬場の寒い時期はこれでもかという程部屋では着込んだりして耐えました。




【金欠当時の人間関係】
学生時代の友人たちやサークルの後輩たちに食事や遊びに誘われても行けなかったこと。
行くと、大抵飲みやなんやで何千円もかかってしまうので、なかなか行けませんでした。
特に都市の離れた後輩だと割り勘というのも厳しく、そして何より、結婚式や葬儀の案内が来た時に「どうしよう、お金が・・・」とそこをどうしても思ってしまう自分が本当に情けなくて仕方ありませんでした。




【金欠当時の仕事】
会社が突然倒産したばかりで、最後の方のお給料も未払いだったので大変でした。
本当に突然のことだったのと、色々重なって体調も崩してしまっていたので、再就職活動もなかなかできず、お先真っ暗でした。
当時はワードやエクセルもまともに使えず、必須要件を満たせなかったり、倒産した時期も中途半端な時期だったこともあり、思うようには進まず、しばらくは馴染みの定食屋さんでお手伝いのような形でアルバイトをさせてもらって何とか過ごしました。




【相談と助けてくれた人】
幼馴染の親友と、なじみの定食屋のおばあちゃんに救われました。
当時他県にいた幼馴染でしたが、私のことを心配して本当に毎日電話をしてくれて、深夜早朝でも構わないから辛くなったらいつでも電話してきて。
と言ってくれました。
また、馴染みの定食屋のおばあちゃんは、決して定食屋自体繁盛店ではなかったと思うのですが、それでも、気晴らしも兼ねてうちでよければ手伝ってくれたら私も助かるからと、時々バイトをさせてくれて、賄いや残り物のおかずを持たせてくれました。
本当に彼女達には感謝してもしきれないです。




【現状】
今はなんとか金欠を脱して、生活に困るほどではない

【転機ときっかけ】
どこで聞きつけたのか分かりませんが、学生時代のサークルの先輩が、私がお手伝いでたまにバイトをしていたお店に顔をだしてくれて、いろいろと話をした結果、自分の会社に来ないかと声をかけてくれたのが、ターニングポイントになりました。
その時は本当に捨てる神あれば拾う神あり、ギリギリでも踏ん張っていれば、報われることもあるのだと、本当に涙が出るくらい嬉かったです。
鬱々として自暴自棄になって引きこもらずに、歯を食いしばって、その時々にできることを必死にやること、そして何より、日頃人を大切にすることがとても大事なのだとあらためて思いました。




【現在の状況と心境】
何でもかんでもというほどに贅沢ができるわけではありませんが、少なくとも日常的に食べたいものを我慢したり、過酷な暑さ寒さを耐えたりすることはなくなりました。
当時助けてくれた定食屋のおばあちゃんはもう他界しましたが、今でも娘さんがやっているので行って、あの時の恩返しと思ってわざと高いメニューを頼んだりしています。
同期や後輩ともたまには食事にいったりできるようになり、とにかく朝から晩までお金のことを考えずに済むようになって、気持ちにも余裕ができました。




【学んだこと】
人生は一生懸命に生きていても、突然予想もしない不運に見舞われることもある、だからこそ、そんなことは起きない、先のことはその時考えればいいやと思わずに、日頃から一定の備えはしておかなくてはならないということを学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
万が一のリスクマネジメントをしっかりすること。
必ず苦しい時でも救いはあるから、自分の人生を否定したり責めたりしなくてもいいんだよと言ってあげたい。
20代なんて、まだまだ若いんだから、やり直すこともできるし、足りないものも、そこからまた習得していくことは、決して恥ずかしいことではないよとも言ってあげたい。